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慢性疲労症候群CFS

慢性疲労症候群CFS

慢性疲労症候群(まんせいひろうしようこうぐん) について解説します。

1 慢注疲労症候群とは?

慢性疲労症候群とは、原因不明の全身倦怠感が急激に始まり、十分な休養をとっても回復せす、長期にわたり疲労を中心に微熱、のどの痛み、リンパ節のはれ、筋力怪下、頭痛、精神神経症状などが続き、日常生活に支障をきたす疾患です。

2 診断書作成の注意事項

慢性疲労症候群は、旧厚生省研究班の重症度分類でPS0~PS9に分類されているので、診断書⑨欄に重症度分類が記載されていることを確認すること。
主治医が「旧厚生省研究班の重症度分類でPS0~PS9」を知らない可能性もあるので、年金事務所等の窓口で、慢性疲労症候群の照会様式を貰って主治医に書いてもらえば確実です。
慢性疲労症候群照会様式

厚生労働省年金局事業管理課作成の慢性疲労症候群の説明と照会様式こちらです。参考にしてください。

※ P S =Performance status (パフォ一マンス・ステータス〉

く参考>
Performance statusによる疲労/倦怠の程度
(厚生省特別研究事業、本邦による Chronlc Fatigue Syndrome=慢性疲労症候群の実態調査ならびに病因、病態に闘する研究=平成 3年度研究実績報告書)

PS0倦怠感がなく平常の社会(学校)生活ができ、制限を受けることなく行動できる。
PS1通常の社会(学校)生活ができ、労働(勉強)も可能であるが、疲労感を感するときがしばしばある。
PS2通常の社会(学校)生活ができ、労働(勉強)も可能であるが、全身倦怠感のため、しばしば休息が必要である。
PS3全身倦怠感のため、月に数日は社会(学校)生活や労働(勉強)ができず、自宅にて休養が必要である。
PS4全身倦怠感のため、週に数日は社会(学校)生活や労働(勉強)ができず、自宅にて休養が必要である。
PS5通常の社会(学校)生活や労働(勉強)は困難である。軽作業は可能であるが、週のうち数日は自宅にて休息が必要である。
PS6調子のよい日には軽作業は可能であるが週のうち 50%以上は自宅にて休息が必要である。
PS7身の回りのことはでき、介助も不要であるが、通常の社会(学校)生活や軽労働(勉強)は不可能である。
PS8身の回りのある程度のことはできるが、しばしば介助がいり、日中の50%以上は就床している。
PS9身の回りのこともできす、常に介助がいり、終日就床を必要としている。


3 慢性疲労症候群の診断書の記載例

厚生労働省年金局事業管理課作成の慢性疲労症候群の1級認定事例の診断書です。

診断書記載のポイント⑨欄の記載内容は次のとおりです。

⑨欄 現在までの治療の内容、期間、経過、その他参考となる事項
平成21年8月頃発症し、症状が遷延化するため、平成22年4月13日当院内科を受診。投薬治療を続けるも症状が悪化し、上記病名を疑われ内科より当科に紹介、上記診断に至る。以後、ビタミンC 、漢方薬を処方し通院加療を継続するも症状は一進一退。平成23年2月から症状悪化のため休職の上治療に専念している。重症度分類ではPS9に相当する。


慢性疲労症候群認定事例1級(表)
慢性疲労症候群認定事例1級(裏)


4 認定方法の解説

  • この記載例は、初診日が「平成22年4月13日」なので、障害認定日は1年6月後の平成23年10月13日になります。
  • この診断書の障害の状態は、平成23年11月5日現症のもので、障害認定日以降3月以内の診断書なので、障害認定日の障害の状感はこれで確認できます。
  • 傷病は「慢性疲労症候群」なので、 ⑫、 ⑮、 ⑯欄は必ず記載が必要です。
  • 認定結果
    障害の程度は、休職し治療に専念していても、高度の全身倦怠感、易疲労、軽微な労作でも著しく遷延化する疲労感、咽頭痛などの症状が強く続いており終日臥床状態となっており、一般状態区分は「身のまわりのこともできず、常に介助を必要とし、終日就床を強いられ、活動の範囲がおおむねベッド周辺に限られるもの」となっている。また、平成3年(平成7年一部改変)旧厚生省研究班の重症度分類では、 PS9に相当することから、 「日常生活の用を弁ずることを不能ならしめる程度のもの」に該当すると認められるので、 1級9号と認定されます。

厚生労働省年金局事業管理課作成の慢性疲労症候群の1級~3級の認定事例の診断書PDFの全文と認定方法の解説こちらです。参考にしてください。

5 等級決定の目安

診断書の⑫一般状態区分表で等級決定の予想ができます
ア 無症状で社会生活かでき、制限を受けることなく、発病前と同等にふるまえるもの

イ 軽度の症状があり、肉体労働は制限を受けるが、歩行、軽労働や座業はできるもの 例えば、軽い家事や事務など

ウ 歩行や身のまわりのことはできるが、時に少し介護が必要なこともあり、軽労働はできないが、日中の50%以上は起居しているもの

エ 身のまわりのある程度のことはできるが、しばしば介助が必要で、日中の50%以上は就床しており、自力では屋外への外出がほぼ不可能となったもの

オ 身のまわりのこともできず、常に介助を必要とし、終日就床を強いられ、活動の範囲がおおむねベッド周辺に限られるもの

オは1級、エかウは2級、ウかイは3級に認定される可能性があります。

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以下は慢性疲労症候群を正しく知るサイトさんを参考にさせていただきました。

慢性疲労症候群の基礎知識

慢性疲労症候群に関する基礎知識を紹介します。あまり知られていない原因や症状のほか、セルフチェックも掲載しています。

慢性疲労症候群とは

慢性疲労症候群とは、日常生活に影響をきたすような強い疲労感が6ヶ月以上続く状態をさします。つまり病気の状態です。

体を休めても疲労が回復しないほか、関節痛や頭痛などがあらわれる、睡眠障害や脳機能障害、そして精神障害などを引き起こすと言われています。

慢性疲労との違い

慢性疲労症候群は、疲労感が蓄積しただけの「慢性疲労」と勘違いされがちです。病院にいってもはっきりとした異常が見つからず、風邪だと診断されてしまうこともあります。

慢性疲労症候群は疲労を回復する機能がうまく働かず、いくら休んでも疲れがとれない病気です。関節や筋肉の痛み、抑うつ状態など、非常に苦痛な状態が続くにも関わらず、周囲には理解を得にくい病気なので、患者はとても辛い思いをしてしまうようです。

うつ病との違い

神経伝達物質の代謝が弱まるため、抑うつ状態になり、うつ病に近い症状が出ることがあります。

ですが、神経伝達物質の量の分布を調べると、うつ病とは違う状態になっていることがわかっています。治療のために抗うつ剤を使うこともありますが、別の病気であることには注意が必要です。

考えられている原因

厚労省の研究班が発表している慢性疲労症候群の原因についてまとめました。ストレスや遺伝的な要因などの説明をしています。

慢性疲労症候群の原因

慢性疲労症候群の原因は、実はまだはっきりとは解明されていません。

厚生労働省の疲労研究班の報告によれば、ストレスによる体調の変化と遺伝的要因によって引き起こされる免疫や内分泌、神経の異常が組み合わさって発症するものだと考えられています。

ストレス要因

ストレスが引き起こすからだの異常として、自律神経の不調が挙げられます。

人間が健康な状態を保つために働いているのが、交感神経と副交感神経からなる「自律神経」です。前者は主に昼間の活動中に働き、ストレスや緊張に関係します。副交感神経は夜間の休息中にはたらき、からだの修復やリラックスに関係します。

強いストレスを受け続ける生活をしていると、交感神経ばかりが機能して副交感神経はじゅうぶんに機能しません。これによってからだの修復が進まず、免疫や内分泌などに悪影響を与えると言われています。

遺伝要因

感じるストレスの強さそのものだけではなくて、ストレスに対する感受性も関係するといわれています。

厚労省の研究班と筑波大学による共同研究によれば、慢性疲労症候群を発症した患者とそれ以外では、神経伝達物質の輸送体や受容体の遺伝子多型に違いがあるそうです。それがストレスを受けた時のセロトニン代謝の差を生んでいると考えられるとのこと。

ですから、遺伝的に慢性疲労症候群を発症しやすい要因を持っている可能性があります。

からだの異常

  • 免疫異常
    慢性疲労症候群の患者にはアレルギーを発症している人が多いことが報告されています。アレルギー反応を引き起こす自己抗体は、これまで脳機能には影響しないと考えられていました。ですが、最近の研究によれば脱力感や思考能力の低下に影響することが判明しています。
  • 内分泌異常
    慢性疲労症候群には内分泌異常が見られることも多数報告されています。ホルモン分泌の異常などにより、神経伝達物質の代謝が弱まることで、抑うつ状態を引き起こしたり、疲労感を強めることが考えられます。
  • 脳・神経異常
    さらに、あきらかに脳機能の異常が見られることも報告されています。脳の各部分の血流低下や、糖代謝の低下などが見られることが判明しています。

感染症との関係

患者のなかには、感染症の発症が見られるケースも。風邪などをきっかけに、この病気を引き起こすともいわれています。

これは、ストレスや遺伝的要因による免疫・内分泌・神経異常によって潜伏していたヘルペスウイルスなどが再活性化することにより、感染症を発症するからだと考えられています。

この感染症を抑制するために分泌される体内物質が脳機能以上を引き起こし、激しい疲労感などを引き起こすと想定されています。これらの要因が組み合わさって発症するのが、慢性疲労症候群だと考えられているのです。

おもな症状

慢性疲労症候群の症状について解説します。疲労や痛み、不眠、精神・知的活動障害などの代表的な症状を説明しています。

慢性疲労症候群の主な症状

慢性疲労症候群の患者にみられる症状には、大きくわけて次の5つが挙げられます。

  • 疲労感
  • 痛み
  • 睡眠障害
  • 精神障害
  • 知的活動障害
    ここでは、それぞれについて説明していきます。

疲労感

とても重い疲労感があり、それが6ヶ月以上続くことが慢性疲労症候群と認められるための要件のひとつです。

日常的な動作や作業だけでもぐったりとしてしまい、日常生活に影響を及ぼすほどの疲労感です。運動や頭痛、ストレスなどでさらに悪化すると考えられています。

疲労感には個人差があり、何とかからだを動かすことができる人から、寝返りさえ打てないというケースまであります。

痛み

筋肉痛や関節痛だけでなく、頭痛や咽頭痛、腹痛などを引き起こします。また、顔のこわばりなども報告されています。

リンパの腫れなども起こり、とても苦痛な状況が続きます。

睡眠障害

不眠や過眠など、睡眠に関する異常が見られます。熟睡ができず、はっきりとした夢を見ることも多くなるようです。

また、睡眠をとっても疲労の回復が十分でなく、倦怠感が残ってしまいます。

精神障害

神経伝達物質の低下などから、抑うつ状態を引き起こすと言われています。ただ、うつ病とは違った病気であることもわかっています。

さらに感情が不安定になり、不安感や錯乱、興奮などの状態になりやすくなります。

知的活動障害

脳機能の低下や精神障害により、思考能力や記憶能力が低下します。健忘などを引き起こすこともあります。

「慢性疲労」との違い

「慢性疲労症候群」と「慢性疲労」は異なります。

どちらも疲労感が抜けず、慢性的に疲れた状態になるもの。ですが、慢性疲労症候群は疲労の回復が非常に難しくなる病気です。

珍しい病気ではありますが、この病気にかかっていないという可能性はゼロではありません。ここに挙げた症状に心当たりがあれば、ぜひこのサイトの慢性疲労症候群セルフチェックを参照してみてください。

慢性疲労症候群のおもな治療方法

慢性疲労症候群の代表的な3つの治療方法を解説します。薬理療法、非薬理療法、そして漢方処方のそれぞれについて、分かりやすくまとめました。

知っておきたい慢性疲労症候群の治療法の違い

慢性疲労症候群の治療法はいまだ明確に確立されていません。原因となる要素が複雑に組み合わさって発症するため、決定打となる治療法が見出せないのが現状です。

現在行われている、代表的な3種類の治療法についてまとめてみました。

薬理療法

まず第一に、薬剤を投与することによる治療法。

この病気には、うつ病の治療に使われる薬剤が効果的だと言われています。抑うつ状態の軽減のほか、睡眠障害の軽減、疲労回復、そしてからだの痛みを和らげる効果があります。

そのほか、抗不安剤や非ステロイド性抗炎症薬なども処方されます。これらも、抗うつ剤と同じような効果が期待されます。

ただし、薬による治療となるため副作用の心配があります。興奮や睡眠障害を引き起こし、疲労感を悪化させる危険性があるのです。

非薬理療法

一方、薬剤を使わず体質改善を目指すのが非薬理療法。

副作用のない(少ない)漢方薬やサプリメントを使って、症状を和らげ体質を改善します。からだのケアをしながら、カウンセリングやセラピーによって最大の原因であるストレスを取り除くことを目的とし、根本的な治療を目指していきます。

副作用の心配が少なく、安心して取り組めること。そして病気を根本から治療していくことが非薬理療法の最大のメリットです。

漢方処方

「補中益気湯」と呼ばれる薬を中心とした、漢方薬による治療法があります。

元気の不足に効く漢方薬だと言われており、抑うつ感を和らげる効果もあると言われています。

比較的安心して使えるのが漢方薬ですが、誰にでも効果があるわけではありません。処方する漢方薬を選ぶにも、熟練の経験が必要です。

いま注目したいのは非薬理療法

ここまで、3つの治療法を紹介してきました。

いまもっとも注目されているのが非薬理療法。ストレスの根本原因を根気よく探っていく作業や、副腎疲労へアプローチするサプリメントなどを利用すれば、病気が改善する可能性は大きくなります。

3つの治療法のメリット・デメリットを考慮しながら、あなたにあった治療法を見つけてみてください。



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