20代女性強迫性障害・うつ病の障害厚生年金3級の認定事例です。

 20代女性強迫性障害・うつ病の障害厚生年金3級の認定事例です。

障害種別 精神の障害 病名 強迫性障害 うつ病 20代女性

認定結果 障害厚生年金3級  

その他  最初のクリニックで障害者手帳と障害年金のことを聞いたら舌打ちをされて転医した。

迫性障害

うつ病

障害種別 精神の障害
病名 強迫性障害 うつ病 
20代女性 認定結果 障害厚生年金3級
その他 最初のクリニックで障害者手帳と障害年金のことを聞いたら舌打ちをされて転医した 

 

<相談経緯>  

 強迫性障害で障害年金の請求をしたいと電話で相談がありました。強迫性障害だけでは神経症のため障害年金の請求は難しいのですが、強迫性障害プラスうつ病と診断されたら受給の可能性もあるためとりあえず面談しました。

<症状経過>

小学校に入学 してから両親が共稼ぎのため自分で家の鍵を持つようになった。

学校から帰ると自分で鍵の開け閉めをするようになり外に出るのが怖くなった。

中学に入学してからは、出かける前に家の中の写真で撮って帰宅後に家の中の様子を見比べて泥棒が入っていないかを確認するようになった。

学校に行く途中、家の施錠が気になって毎日引き返し確認するようになった。

高校を卒業して就職した。就職してからは携帯を使うのが怖くなった。

誰かに電話が勝手に繋がって聞かれているのではないか。 SNS に変な書き込みをされていないか。変なネットに繋がってないか・・・・

結婚をして退職をした。アパートに引っ越し、さらに確認行為が増えた。

子供が生まれるとさらに通帳・印鑑・現金・カードを毎日何度も確認するようになった。

夫・両親・友人にも相談ができなかった。

スマホが怖くて使えなくなりガラケーに変えた。

朝がつらくなり死にたいと思うようになりクリニックを受診した。

病気のせいで別居した。別居してからは同居に向けて努力をしたが、夫の理解が得られず離婚をした。

別居してからアパートに引っ越しをしていたが、家事ができず子供の世話もできなくなり実家に戻った。

クリニックで障害者手帳と障害年金のことを相談をしたら、ドクターの態度が冷たくなって舌打ちをされることがあった。ドクターが怖くなってクリニックを転院した。

新しいクリニックではうつ病と強迫性障害と診断をされた。

<今回の感想>

最初のクリニックの受診状況等証明書の病名は強迫性障害だけでした。症状にも鬱病の事は記載がありませんでした。

転院後のクリニックではうつ病と強迫性障と診断されていました。

強迫性障害はうつ病を併発することがよくあります。このため病名にうつ病があれば障害年金に結び付く可能性が出てきます。

ところが、最初のクリニックの受診状況等証明書をとってみたら強迫性障害だけの記載でした。これでは初診日として認められるかどうかは不安です。

更に問題がありました。最初のクリニック受診時は厚生年金加入でしたが、転院時は国民年金加入になっています。初診日として認められないと症状的に障害年金受給が難しいのかなと思われました

幸いに転院したクリニックで診断書に最初のクリニック受診中にもうつの症状があったと書いていただけました。

これで初めのクリニックの初診が認められ幸いに3級に認定されました。

金額的には3級の最低保障のため少ないのですが、離婚後の生活を支えるための一つの基盤ができたと思っています。 

 

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