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障害年金の診断書を主治医の先生にお願いしたら「障害年金の診断書は書いたことがないから自信がない」と言われた。
このような話はよくあります。
質問 「主治医に障害年金の診断書は書き慣れていないと言われたのですが・・・どうすればいいでしょうか?」
回答 医師にとって診断書を書くシーンはよくあると思います。
会社を病欠する診断書、健康保険の傷病手当金、民間保険会社の医療保険・がん保険等の三大生活習慣病の疾病保険、介護保険、身体障害者手帳、障害年金、死亡診断書・・・・。
このように医師の事務仕事として診断書を書くシーンは多いと思われますが、医師は学生時代はもちろん、医師になってからも診断書の記載方法を学ぶことはありません。
このため、精神科や整形外科は障害年金の請求が多く診断書を書く機会も多いのですが、その他の診療科では実際の障害年金の請求数も多くなく、障害年金の診断書を書いた経験が少ないと言われる医師もいらっしゃいます。
障害年金の診断書は生命保険請求等の診断書と違い記載箇所が多く複雑です。ですから書き慣れている医師であっても作成に時間がかかります(普通で3週間程度かかります)。
書き慣れない医師が診断書を作成すると必須事項の記入漏れがよくあります。年金事務所に診断書を提出して記入漏れを指摘されると、主治医に追加記入をお願いすることになります。
障害年金の診断書作成の経験が少ないと言われた場合は、普段の診察時間内に説明できてない日常生活の困りごと、病気で困っていることなどを簡潔に書いたメモを用意して診断書の作成依頼をする方法もあります。
社会保険労務士に依頼して診断書の書き方見本を用意したり、診察に同席してもらい直接説明してもらう方法もあります。
当センターでも診断書作成依頼書の作成、診断書の見本の用意、診察に同席して説明するなどの対応も致します。必要な時はご相談ください。
医師は1日の診療終了後に疲れた体で様々な診断書を書いています。知り合いのメンタルクリニックの医師は土日に書いていると言っていました。
この辺りを気遣って依頼するとスムーズに書いていただけるかもしれません。
例えば「〇月〇日が提出期限です。お手すきの時間に書いていただければ」などです。
参考:診断書の作成費用
診断書の作成料金は幅があります。その理由は診断書作成は健康保険の適用外だからです。
このため各医療機関が自由に料金設定することが許されています。
病欠の診断書のような数行で終わるものは2~3,000円
入院・通院証明のような保険会社の様式に記載するものや死亡診断書は4~5,000円
身体障害者手帳や障害年金は10,000円前後
健康保険の傷病手当金や介護保険の医師の意見書は各保険制度から支払われるの本人負担はありません。
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