40代男性統合失調症の障害基礎年金2級の認定事例です

投稿日: カテゴリー: 統合失調症障害年金請求
40代男性統合失調症の障害基礎年金2級の認定事例です。

障害種別:精神の障害 病名:統合失調症      

40代男性 認定結果:障害基礎年金2級 

その他:自分で事後重症請求で不支給、再請求したいと相談支援事業所からの紹介 障害認定日で再請求し遡及決定 

 

 

 


統合失調症
障害種別 精神の障害
病名 統合失調症
40代男性 認定結果 障害基礎年金2級
その他 事後重症で不支給、再請求したいと相談支援事業所からの紹介

障害認定日で再請求し遡及決定

<相談経緯>

相談支援事業所の方から「精神疾患のガイドライン」施行前に後重症請求をして不支給だった方の再請求のご相談がありました。

面談して前回の診断書を見せていただくと症状は2級程度でした。不支給になったのは障害者雇用で就労していたためと推測されました。

ガイドライン施行前にも就労していることを、もって直ちに不支給にすることがないようにという通知が出ていました。ところが、障害基礎年金は各県で認定していたので不支給にされることがよくありました。

ガイドライン施行後は働いているということで、不支給になるということは基本的にはありません。働き方の内容により判断されます。

障害認定日頃は就労していないので事後重症で再請求するよりは、障害認定日請求する方が、障害認定基準に該当する可能性があると判断されたので、今回は認定日請求をするということでご了承をいただきました。

<症状経過>

4月会社の配置転換で新しい職場に移ってから仕事の手順が覚えられず、頭痛がして不眠も続くようになり出勤できなくなって10月退職した。

ハローワークの勧めで転職先を探して研修に行った時に、エレベーターの中で突然記憶がなくなり倒れて意識を失った。

その後はだんだん通常の行動ができなくなっていった。

仕事を探す気になれず家でブラブラしていたが、夜寝ようとしても眠れなくなり、「近所で自分のことが噂されている」「テレビで自分のことが放送されている」等の、幻聴・妄想状態が出るようになった。

家でじっとしていることができなくなり、夜になると家を飛び出して近所をうろつくようになった。

夜間歩き回り家族に「死にたい」と言って死に場所を探すようになり、心配した両親に連れられて受診してそのまま医療保護入院になった。

2カ月ほど入院して幻聴・被害妄想が少し治まってきたので退院した。

退院後は月に2回父の付き添いで通院した。睡眠時間が長い傾向が続いた。

一日中何もする気になれず不安な気持ちのまま、ほとんど一日中部屋に閉じこもり、寝ている毎日だった。

毎日寝るのは深夜2~3時になって起床は昼前になった。家族と生活サイクルが合わなくなり、何かにつけて家族にとても迷惑をかけた。

日中も動く気になれず一日中ベッドの上で寝たりスマホのゲームをしたりしていた。

家族の知人から就労継続支援A型の農園を紹介され面接を受けた。同じ病気の人が、働いていることを知って気分が少し楽になり就労を決めた。

障害者雇用で働き始め、通勤は車で約15分、家族に送迎してもらっている。農園では人と馴染めないことが多く、人間関係で緊張し不安なことが多い。

また、慣れない農作業で不安なことも多い。腰が痛くなることがたびたびあり仕事を休むこともある。作業の段取りや手順が上手くいかず、重圧を感じることも多い。

仕事に行くのは大変であるが、職場の人や家族のフォローで何とか働くことができている。

<今回の感想>

初回は事後重症請求で不支給だったものを認定日請求に変更して2級該当になりました。初回支払いは5年遡及で約390万円あり大変喜んでいただきました。

ガイドラインでは「労働に従事していることをもって直ちに日常生活が向上したものととらえず、現に労働に従事しているものについては、その療養状況を考慮するとともに仕事の種類、内容、就労状況、仕事場で受けている援助の内容、他の従業員との意思疎通の状況など十分確認したうえで日常生活能力を判断する」と書かれており、診断書に職場での援助状況・仕事内容等を、詳しく主治医の先生に書いていただいたのが良い結果になったと思います。

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